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星見当番の三角テント

なぜ、新月の日に願うの?

「プロジェクトW」ではなぜ、新月の日に願いごとをするのでしょう?

私は、新月の日のお願い行動を「心の種まき」って呼んでいます。
植物の種はそれぞれの種類によって「最適なまき時」が決まっていますが、
大抵の種は春か秋にまきますね。まき時を逃して寒い冬にまいた種は、
芽が出ても寒さでやられてしまって育たなかったりします。

心に抱いているお願い事にも、やはり「まき時」があります。
その「まき時」が毎月の「新月」です。

「新月」は「新しいスタート」を意味します。
実際、植物の種をまく時も新月にあわせて行うと
よく育つと言われているんですよ。

以下は、『魂の願い 新月のソウルメイキング』からの引用です。

「新月に伐採された木は、腐らず、虫がつかず、
人々にプラスに作用する香りを放ちます。
物事を始めるのに、新月ほどいい時期はありません。」

「新月パワーは、植物にだけ発揮されるわけではありません。
髪を速く伸ばしたいなら、新月の日を選んで美容院に行きましょう。
爪を丈夫にして、きれいに伸ばしたいなら、手入れをするのは
新月の日がおすすめです。どんなことでも新月に始めたものは、
通常より速いペースで成長します。ビジネスのプロジェクト、
人間関係、創作活動も同じです。

新月は、新しいことを始めるのに最適のタイミングなのです。」

ここからは、僭越ながらわたくし星見当番が
「新月の意味」について補足説明いたしましょう。

新月と言うのは、地球から見て太陽と月の方角が
ぴったり同じになることです。占星術や天文学の言い方で言うと
「月と太陽が合になる」ということです。

ところで「合」っていうのは、角度差がゼロになること…
地球から見た、星同士の位置関係は「角度」で示します。

地球から見て、太陽と月が正反対の方向にあったなら、
「太陽と月が180度になってる(衝になってる)」って言います。
これはつまり、「満月」っていうことです。

満月の日には「日没の時刻」が「月の出の時刻」です。
「菜の花や 月は東に日は西に」っていう俳句がありますね。
この俳句のように、太陽と月が真っ向から向かい合い、
正反対のエリアを運行しているのが「満月」。

月は東に、日は西に。正反対の方角ですね。180度。
つまり「菜の花や~」の句は夕暮れの菜の花畑にのぼってきた
朧な春の満月を詠んだ句なんです。

これに対して、新月の日は地球から見た太陽と月が
同じ方向にあります。つまり、月が東なら太陽も東。
月が西の時は太陽も西。太陽と月が一日じゅう行動を共にしています。
(すくなくとも、地球上からはそういう風に見えます)
当然、夜空を見上げても月は見えません。

月と太陽が共に昇り共に沈むとき、それが「新月」です。
これを西洋占星術の観点から捉えると、こんな風になります。↓

雑誌などで目にする「12星座占い」では
「生まれた時太陽のあった位置」を主に扱っています。
「私は12月5日生まれだから射手座」というのがそれです。
しかし、本格的な西洋占星術では、太陽を含めて
最低10の天体を使って占います。

太陽が司るのは「自発的・主体的な行動」や「目標」「精神」です。
個人のホロスコープで太陽が表すものは「理想とする自分」であったり
「全身全霊で何かに打ち込んでいる時にあらわれる輝く自分」です。

一方、月が表すものは「感情」や「反応」「精神に対する体」です。
つまり、太陽が「アクション」月が「リアクション」という関係です。

個人のホロスコープチャートの中で、月がある位置は
「その人がふっと気を抜いた時に出る自分」を表します。
いわゆる「地が出ちゃった;」という時のキャラは、
月のサイン※のキャラです。

ときどき、自分の太陽サイン(いわゆる「生まれ星座」)の描写が
自分に当て嵌まっていないと感じる人がいますが、そういう人は
太陽サインから離れた位置に生まれた時の月を持っていて、
月サインの方を身近に感じている、という可能性があります。

たとえば、一般的に太陽サインが射手座や双子座にあれば
ノリがよくって弁が立つキャラになるのですが、自分は射手座なのに
引っ込み思案で口下手だ、という場合、月が寡黙な蠍座にあったり
シャイな魚座にあるせいかもしれない、ということです。

※西洋占星術では、所謂「12星座」のことを「サイン」と呼びます。
西洋占星術でいう「サイン」と天文学で言う「黄道12星座」は
たまたま名前が同じだけで中身はまったく別のものです。

おっと、太陽サインと月のサインから話が脱線しました。
話を新月に戻します。

この「主体的な意志・めいっぱい輝いた自分」である太陽と
「感情や反応・リラックスしているときの自分」である月が、
28~29日にいちど、12サインのある一角で出会います。
そして「意志のちから」と「感情のちから」の間で
交流が起こります。

新月の時期はマジックタイムです。

「理想」だったけどまだ気持ちがついていけなくて
実行できなかったことが、心と体に根付くために降りてきます。

同時に、「心に密かに抱いていた気持ち」は
「目標」に格上げされるために頭上へと昇っていきます。

あんなこといいな できたらいいな
あんな夢こんな夢 いっぱいあるけど

ドラえもんの歌にもありますね。

「空を自由にとびたいな」と思ったのなら、
心の中で思っているだけではなくて「空を自由にとびたい」と
言葉にしてそれを自分の外に出してやることが必要です。

言葉にして出すというのは、植物の種をまくようなものです。
種がまかれる地面は、願う人の心の中であり、同時に宇宙でもあります。
植物の種まきや植え付けに最適な時期とされる新月は、
心の種まきにもまた最適な時期です。

もちろん、種をまいても全部が全部育つわけではありません。
でも、種まきしたうちのいくつかは、ちゃんと根付くのです。
もし種をまかなければ、収穫はゼロです。

だから、まずはご一緒に種まきしませんか?というのが、
星見当番からのご提案です。

自分の心にひとつぶ。そして宇宙にひとつぶ。
そして育つか育たないか、見守ってみましょう。
プロジェクトWは、そんな「実験」です。

「絶対叶う」という保証はありません。
「信じなさい。信じれば叶います」とも言いません。
星見当番は‘Trust me.’とは申しません。
‘Try it.’と申し上げます。

「ホントかな?試してみよう」と思ったら、どうぞご参加ください。


必要なのは紙と筆記用具と毎月ほんのちょっとの時間だけです。

さあ、ここまで読んでくれてありがとうございます。次は「どうやって願うのか」です。


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